Heart




近づいたみると窓があり、その光は外の街頭によるものであるようだった




窓を開ければ、どうやら自分が2階にいるのだということを認識した




(...........まぁまぁ高さある.................


けど、1階に降りて誰かに存在がバレるようなリスクは避けたい


つまり、ここから降りるのがベスト.......)



窓枠に両手をかけて、腰掛ける



下を見下ろせば見下ろすほど決心が鈍りそうになる



(.............怖い.................


けど.........これしかない.............



これ以上龍太さん達に迷惑をかけるわけにはいかない.............)




ドクドクとうるさい心臓のために大きく深呼吸をする



手枷の付いている手でどうやって受け身の体勢を取るべきかを頭の中でシュミレーションする




「...........ふぅ...................」




決心を固め、不自由な腕で頭を守るようにして飛び降りた





















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