Heart


感覚で奴の顔の骨が数本イッたのが分かった





首元についた奴の返り血を手の甲で拭ってから、再び奴の胸ぐらを掴み身体を持ち上げた




「汚ぇな.......

おい立て」




須藤「.......うぅ...俺は.....何も.......」




「言いたいことがあるならはっきり喋れ」





そう言って奴の腹に思いっきり膝を入れるとまた呻き声を出して膝をついた




「.....アイツを殴ったのもお前だな?」





奴は意識を手放しかけていたので、わざわざ俺は蹴りで起こしてやった





須藤「グフッッ.........」




「寝てんじゃねぇぞ


俺の質問に答えろよ」




須藤「.....殴ったのが.......なんだって.......言うんだグホッッ」




俺は奴の顎を下から蹴りあげた




血が辺りに飛び散る




(.....今ので顎の骨イッたな...........)




俺は医学をかじってる人間として、人間がどの程度で死ぬかを理解している





だから、人間にギリギリ死なせない程度の苦しみを与える方法を熟知している




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