Heart
バイタルをチェックし、SPO₂の低さから酸素マスクを付けてやる
結愛の手首につけられていた手枷を力でぶち壊し外すと、彼女の手首に赤い跡が残ってしまっていた
「.........結愛の身体に傷作りやがって.......」
他にケガしていないだろうか.....
いや、彼女の身体は傷だらけだ
それは俺が近くにいるからなのか
結愛を危険な目に合わせているのは他ならぬ俺なのであろうか
それは答えの出ているはずの疑問。
でも俺はその答えに気づかないふりをしたかった
それから
俺が結愛に抱いてしまった心情にも───
自分自身のことなのに、こんなにもコントロールできないなんて
俺はなんて非力な人間なのだろう。
自分の不甲斐なさに呆れてものも言えない
今日も俺は、結愛の前で情けない姿を晒す
よりによって、1番見せたくない相手に。
「_______.....」
俺の口から漏れるようにして出た言葉は、誰にも届かない
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*次回更新*
7月6日にできたら、それは奇跡。
→月木に更新してまいりましたが、就活と教職の勉強に本格的に殺され始めたため、1ヶ月ほどの間更新スピード緩めます。週一で月木のどちらかには更新出来ればいいなぁ程度になるかと思います。のんびりお待ちいただけると嬉しいです。
苺たろう