Heart



「.......ん、もういいぞ」



「.....ありがとうございます」



恥ずかそうに服を戻す




「喘息が少し酷くなっている


しばらく定期的に吸入だな」




「.......はい


.........すみません...........」




「.......別に謝らなくていい



いや、謝るのは俺の方だ.......




結愛を巻き込んで辛い思いをさせた」




「.....いえ.......聞きました.........



今回の件..........私のせい.....、なんですよね.........?



それに、私を助けるということは.....私が龍太さん達の弱点だと相手に認識されると...........



私が自力で逃げ出せなかったせいで龍太さん達にはさらにご迷惑をおかけしてしまうことになりました



本当に、なんとお詫びしたらいいのか.....」




「.....そんなこと誰から聞いた.............


須藤か.......?」




そう聞けばコクりと頷く結愛




まさか彼女にこの事実が伝えられていたとは.........。







< 305 / 363 >

この作品をシェア

pagetop