Heart
「...........そんな...............」
「それに、今回はケガの報告は受けていない
強いて言うなら、結愛が1番の大怪我だ
だから結愛は気にしないでいい」
「.............なら、よかったですけど...........」
スッキリとしない表情をする結愛の小さな頭に手を乗せて言った
「でも、うちのヤツらのこと心配してくれてありがとうな」
結愛は顔を少し赤らめ、目を伏せて言った
「...........巻き込んでしまった皆さんには、本当に申し訳ないことをしました
ご迷惑をおかけするばかりで、私は皆さんに何かして差し上げることが出来ない
大きなお世話なのは承知していますが、何も出来ないことを、むず痒く感じます」
「.......その気持ちだけで十分だ
身体を治してさえしてくれれば、それでいい」
「.........................はい.................」