Heart


「ゲホゲホゲホゲホッゲホゲホゲホゲホゲホゲホゲホゲホゲホゲホッ

ゲホゲホゲホゲホゲホゲホゲホゲホゲホゲホゲホゲホゲホゲホゲホゲホゲホゲホゲホゲホッッッッッッッ

ゲホゲホゲホゲホッ!!」



苦しすぎる



腕にチクリと痛みを感じる



注射を刺されたのだろう



遥太「結愛ちゃん、深呼吸ね

落ち着いて」



「ゼェゼェゼェゼェ…

ゲホゲホゲホゲホッ


ハァーッゲホゲホゲホゲホ


ゼェゼェ…ハァーゲホゲホゲホゲホッ

ゲホゲホゲホゲホッハァーゼェゼェ」



遥太「そうそうちゃんとできてるよ、その調子」



「ゲホゲホゲホゲホッ


スーハァーッゲホゲホ

ゼェゼェゼェゼェハァー…ゲホゲホ」



龍太さんが打ってくれた薬が早くも効きはじめ、力が入っていた喉元が急に楽になっていくのを感じた



「ハァーハァーハァーハァー

ゲホゲホッゲホゲホ…ゼェゼェゼェゼェ

ハァーハァーハァー…」



遥太「だいぶ落ち着いたね

長引かなくて良かった

苦しかったね、吸入は少量にするからまだこのままゆっくり続けてね」


喉元が楽になったと同時に身体中に力が入らなくなり、身動きする取れなくなった



そんな私の胸元から聴診器を入れて音を聞く龍太さん


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