Heart


「ちょっとここで待ってろ」



俺は奥に控えさせていた組員のところに顔をだした


「おい」


組員「は、はいぃ!!」



「アイツ…凪翔、熱出してるがいつからだ?」



組員「え、ね、熱ですか

今朝までなんともなかったんですけど」


「分かった

じゃあ、まだ何も薬は飲ませてないな」



組員「はい、俺は何も…」



「それから、メシはちゃんと食わせてるよな?」



組員「もちろんです

しかし…」


「しかし…?

なんだ?」


組員「アイツ、全然量食べなくて…」


(今まで食べて来なかったとしたら急にはキツイか?)


「ちなみに、何食わせてるんだ?」



組員「何って…

えっと、組員の食ってるもんとそんなに変わんないですよ」



「おそらく凪翔は腹いっぱい食うことになれてない

まずは消化の良いもんから少しずつ食べさせてやれ

うどんとか雑炊とか


それでも食べれそうになかったら一度遥太からところに連れて行け」



組員「か、かしこまりました

そのように致します…」


「お前は他のことしなくていいから、凪翔についててやれ」


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