Heart





少女を抱いたまま元居た部屋に戻ると



隼人がいた




「ご報告いたします。


藤山、およびその取り巻きを確保



ブツの回収が済みました。



ただいまブツの入手ルートと取引先を調査中です。」






「ご苦労。



和也はここに残って調査しろ



仁とお前は奴らの取り調べだ」



「承知


若、その女は…」




「この奥の部屋に倒れていた



けがが酷い


俺はこのままマンションに戻る」




「承知」




隼人と別れてからそのまま店の外に出ると組員に出迎えられ、車を出させる。





自分のマンションに送らせ、少女を抱いたまま家に入った




少女を自分のベットに寝かせ服を着替えさせ
熱を測ると40度を超えていた




医師免許を持つ俺は診察をし点滴を打つ。




骨折していないか確認し




冷えピタを貼って、ベット横の椅子に座る





普段は絶対こんなことしないが、なぜか彼女にはしたくなった。





「何やってんだ、俺」





それは無駄に広い部屋に響いた






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