Heart
「結愛ちゃんこれ雑炊なんだけど


食べれそう?」



「はい、いただきます」



スプーンに手を伸ばし口に運ぶ



「美味しい…」




「そう?良かった


結愛ちゃん1日まるまる寝てたもんね


お腹すくよね〜」




「一日中?…

そんなに…」




「40℃も熱が出たんだぞ」




そう言えば、あの日の私おかしかった



「…熱…なんてあったんですね



ご迷惑をおかけして、すみません…」




「安静にしてればいい


時期に良くなる」




「はい…ありがとうございます」




背中から伝わる熱で




私の熱はさらに上がってしまいそうだった




「…ッケホッケホッ…」




「結愛ちゃん


無理して食べなくてもいいよ?」




和也さんが心配そうに見つめてくる




和也さんが可愛すぎて心拍数が上がる




「大丈夫です和也さん


無理してないです


本当に、美味しいです


わざわざありがとうございます…」




「…結愛ちゃんは本当にいい子なんだね。



でも、たまにはいい子じゃなくても



いいんだよ?」





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