Heart
隼人「……若と言えど…
あまりにも危険すぎます…
相手は卑怯な瀬尾組です…」
和也「せめて護衛をさせてください」
「そんなことしたら大事になるだろ。
奴らにとっては3000万の女が1人消えただけなんだ
金さえ払えば納得するだろ
大人数で行けばアイツらが結愛を特別視するかもしれない」
仁「若、では変装しましょうか。
あちらとて、若のお顔は知っているはず。
黒崎組の若頭がわざわざ
奪いにくるだなんてことになったら
それこそ結愛様が瀬尾組から
目を付けられることになりかねませんよ。
黒崎組の若という肩書きでは危険です」
「変装か
余計なことを最小限に抑えれるか…」
仁「黒崎組の組員の1人ということでいかがでしょう」
和也「…仁…、楽しんでないか?」
仁「とんでもない
若の御身を思ってのことです」
仁は鉄壁の笑顔を崩さない。
「変装できるものを用意しろ
準備できしだい行動開始だ」
「「「承知」」」
3人は立ち上がり行動に移った。
仁が俺の傍に近寄って耳にボソッと一言呟いた
仁「……近くで待機しておりますので」
仁は俺の瞳を見てニヤリと口角をあげた。