Heart



「もっと開いて」



龍太が少女の唇に親指を当てて大きく開かせる。



なんかその仕草がセクシーで魅入ってしまう。



「結愛やるからな


1……2……1……2……1……2……」



「…ゲホゲホっっっっゲホっ」



案の定むせてしまった。



龍太「結愛、ちゃんと吸って」



完全にコイツ医者の顔になってる。



ちょっと厳しいのな。



龍太「全部吸うのキツいか」



女の子の口からキットを一度外した龍太をみて



俺は急いで血液中の酸素濃度をチェックした。



「龍太、ちょっと酸素濃度低くなってる」



龍太「結愛ゆっくり深呼吸して」



龍太が抱きしめるように彼女の背中をさすった。



もう驚きすぎて俺の感覚が麻痺してくる。



え、龍太が女にの子を抱きしめてる?



ん?だからどーゆうこと。



理解に苦しむとはこのことを言う。



龍太「どう?落ち着いたか?」



辛うじてコクりと少女は頷いた。



龍太「じゃあもう1回」



もう一度キットを咥えさせ繰り返す。



コツを掴んだのか、



先程よりもスムーズに処置が行えた。



龍太「終わったぞ結愛


もう寝ていいから」



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