迷宮の君

「お前、誰と電話してんたんだよ。」

「……。」


「俺に言えないやつなのか?」


「…大雅には…関係ない」


「はぁ?お前…ちょっと来いっ!」


大雅が私の腕を
無理矢理掴んできた。


「いやっ!放してっ!」


泣きながらも、
私は必死に抵抗した。


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