お兄ちゃん、すきです。



「じゃあまた来るね」

「またいつでもおいで」


「周兄…またね」

「おう。またな!」




最後に行ったのは小学4年の夏


それからは親の仕事が忙しくなり、私は伯母さんの家に行くことがなくなった

行きたくても道がわからないし、伯母さんの家は遠いから1人では行くなと言われていた


そして周兄に会うことなく、私は中学に上がった


中学生になっても、周兄のことを忘れたことは無い

優しくしてくれた周兄。



そんな従兄のことを私は……
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