-本気の恋、私なりの結論-
第2の講習も終わり部屋に戻るとき、出口が約250人で混み合い、私はその流れに乗ってしまい部屋の人達とはぐれてしまった。
身長も低いため探しにくいだろうと思い、私が辺りを見回して皆を探していた。
押し潰されながらも顔と目を精一杯動かし、皆を探す。
と、横を見たとき。優しそうなイケメンがいた。
名前を見ると… 春野。春野くんか。
そんなことより、皆を探そう。

「つうー!!つうー!!」

同じ部屋の藤井(本名:るな)に呼ばれ、無事、皆の元に帰ることが出来たのだった。

部屋に戻り、就寝準備をしながらも他愛もない話を。
好きな人はー、とか、学校での出来事とか。
すると突然、えむ(本名:もえ)が

「かっこいい人いたー??なんか、吹奏楽の男子ってあんまりだよね(笑)」

と言い出した。私は、どこ校かも分からない春野くんの話をしようと思ったとき、

「あ、うちの学校の春野くんは??」

「えー!そこの学校だったの?!めっちゃかっこいいと思った!」

かっとん(本名:みき)と同じ学校だったのか。
私とかっとんが春野くんについて話していると、「誰?誰?」と、他のみんなが聞いてくる。
かっとんが手短に説明し、明日の朝食の時間に見てみようということになった。
私はそのとき、もう既に春野くんに一目惚れをしていたことに気が付かなかった。
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