【短】キミ・アディクション!《番外編追加》
「あー、なんにもやりたくねえ、やる気でねえ」
「いつもじゃんそれ」
言葉通りやる気のなさそうな声に、すかさずツッコミを入れる私。
「はあ?俺はいつもやる気に満ち溢れてるじゃねえか」
そして、くだらないウソをつくこの人。
「あーはいはい」
こんな感じでいつもゆるく話しているけれど私とこの人、オニーサンは3つ歳が離れていて、オニーサンは私のお兄ちゃんの友達だから私とは直接関係があるわけじゃない。
曖昧な関係。
だから決して付き合ってるわけじゃない。
たとえ今現在、私の部屋でこいつがゴロゴロしていようとも、付き合っているわけじゃない。