【短】キミ・アディクション!《番外編追加》


というか、


「あ、ごめん。屁こいたわ」

「……、はい換気しまーす」


こいつと付き合うことだけは絶対ないと思うんだわ。


私はもともと、レンアイとかそういうものに無縁な生活を送ってきているわけだけど。


「さみー。窓閉めろよ」

「誰のせいだよ!」


この人とだけは天と地がひっくり返ってもありえないわ。


ってお互いに思っているからこそ、相手にタメ口で話すし屁だってこくんだよね?


「俺のオナラはアロマの香りだから大丈夫だって。ラベンダーの香りだぞ??」

「いや、しっかり臭いわ」


って本当は匂いなんて全くわからないんだけど。


顔はとびきりいいくせにに言動が残念すぎて、溜め息すら出ない。


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