【短】キミ・アディクション!《番外編追加》


『一花ちゃんだよね?お兄ちゃんの友達の千春です』

『はじめまして』


かっこいいとか思う前に早く去って欲しかったのが人見知りの私の本音だったのだけど、そんなことを彼が知る由もなく。

できるだけいい妹を演じた。


嫌われないようにはしようと思ったから。



「一花〜。コーヒー飲みたい」


今の私から、過去の私に助言。

彼には嫌われようがなんだろうがそんなんどうでもいいと思う。

友達の妹にコーヒー淹れさせるようなやつだから。


とか考えてるくせに、ちゃんとコーヒーを淹れてあげちゃってる私はどうなんだ?



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