シンデレラのドレスに祈りを、願いを。
扉が閉まる前から始まる深いキス。背中に回される悠季くんの手。ぎこちない手で私の服を剥ぎ取り、おっかなびっくりにキスを落としていく。
このひとの、髪の一本一本を。
このひとの、肌の細胞ひとつひとつを。
吐く息のすべてを。その瞳で見るものすべてを。
このひとのすべてがほしい。
そう思いながら悠季くんの背中にしがみついた。
好き、好き。かわいい。大好き。
そんな言葉では表しきれない、なにか。
エアコンが効いているはずの室内で、こめかみに汗を浮かべながら自分の上で揺れ続ける悠季くんを見て思った。
理屈なんかじゃない、ひとを好きになるのは。
愛している、このひとを。
*―*―*
このひとの、髪の一本一本を。
このひとの、肌の細胞ひとつひとつを。
吐く息のすべてを。その瞳で見るものすべてを。
このひとのすべてがほしい。
そう思いながら悠季くんの背中にしがみついた。
好き、好き。かわいい。大好き。
そんな言葉では表しきれない、なにか。
エアコンが効いているはずの室内で、こめかみに汗を浮かべながら自分の上で揺れ続ける悠季くんを見て思った。
理屈なんかじゃない、ひとを好きになるのは。
愛している、このひとを。
*―*―*