柑橘系女子
「あれ?そこにいるの二年の大紀伊さんじゃない?」
「うわっ、まじ?!何でこんなところいんの?超可愛いじゃん。」
ほへ?
人がいる。
「…だれ?」
「え…俺らのこと知らないの?三年の揚羽と紋白だよー?」
揚羽…あげは…
「ああ!みかんとレモンの敵だ!だめっ、こっち来ないでぇぇ!!」
よく、家のみかんの木に悪さしてる蝶々ら!
「え?何?すごい面白い。大紀伊さんて美柑て言う感じねー。」
きっ、危険!早く、やっつけなきゃ!
「ああああ、悪霊退散!!」
「?何言ってんの?そんな事いいから、俺らと遊ぼうよー」
「ご飯、奢るからー!」
悪霊…え、ご飯?
「ご飯、たべる…。」
「え…凄えちょろいんだけどこの子…。」
お腹空いた。