バッドテイストーヴァンパイアの誤算ー
俺はまどろみながら彼女が忘れてしまったあの夜、正確には朝方にもう一度彼女の横に戻ったあの時の夢を見るー

肌がまるごと触れあっているのがとても気持ちいい

不意に形のよい胸に触れてみる
すべすべしていて、とてもやわらかく、呼吸に合わせ上下している
しかし、俺が昨日噛み付いた後が転々とかさぶたになっている
そこをなでるとピクリとかすかに反応する
俺はその跡と反応に非常に満足した
やわらかく丸い胸をスリスリとなでその肌の感触を楽しむ、そして次はしたからやさしく包み込む
ふにゃふにゃと俺の指のスキマにまで彼女の胸が絡み付く
きゅっきゅっと軽くもんでみるとたぷたぷと心地よい
だんだん楽しくなってくる
何度も何度も彼女の胸をソフトにその感触を楽しんで握っていると

「んっ、」

俺はびくっとなり、条件反射で彼女との間に少しスキマが空く
すると、背を向けていた彼女が俺の方に肩を開き仰向けになる
顔は俺の方に向けられ、俺の首筋に彼女の寝息がかかる
そのくすぐったい感触とまるで彼女が俺の方へー
俺を求めているように感じられさっきのシャワーの熱が蘇り一気に昂る
仰向けになったことをいいことに彼女に覆い被さる
左手で彼女の頬をなで、軽く口付けする
彼女はスースーと寝息をたてる
それでも止められない、頬を撫でた手と彼女の右手を合わせガッチリ握る
可愛らしい耳に唇と舌を這わせ、やがて穴に舌をねじ込む
さすがに彼女は俺がなめた耳のほうへ顔を倒す
昨日噛み付いた首筋とは反対の首筋を愛撫する、こちらにも跡を付けたい衝動にかられ、今度は血が流れないように甘噛みする
そのまま両方の鎖骨を愛撫するとくすぐったいのか肩を微かに揺らす
その反応に満足して、すべすべした胸を撫でる
今度はさきほどとは違い、親指とそれ以外の指で挟みこむように揉む

「んっ」

また微かに反応する
親指の腹で頂きを擦る

「っんっ、」

さっきよりも反応がよいきがするので、今度は人差し指を頂きにかけるようにして親指とこするように挟むのを繰り返す
たちまちコリコリと固くなり上へ向かってピンと立つ
さっきよりもピンクに赤みが強くなる
その反応に目を輝かせてしまう、わなわなと口角が上がる
反対側の頂きは口に含み転がす、舌の腹を使い下から上へ何度も何度も押し上げ吸うと、当然こちらも口のなかでムクムクと立ち上がる

「やっ、まだ、ね… る」

(こんなになっていながらまだこんなことを言うのか)
どうやらまどろんでいるようで、まぶたが重いのか目が開いていない
身体もだるそうだがきっちり俺に反応している
目を閉じている顔も魅力的だからこちらは構わず続ける
昨日の跡がない方の胸にも先ほどと同じように甘噛みで跡をつける

(こうなったら全身左右対称に付けたい…)

華奢で滑らかな肌を楽しみつつヘソの穴を舌で犯す、

(このまま、内蔵を食べてしまいたい)

何て考えつつも、お気に入りのウエストのくびれへと進む
彼女のウエストは薄っぺらいので口を大きく開ければ簡単におさまり、甘噛みして跡をつける
そのまま舌を這わせて胸下ギリギリまで舐め上げる

ぴくっと揺れる彼女の身体

「んっ、のどかわいたぁ」

(このタイミングで?)
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