バッドテイストーヴァンパイアの誤算ー
彼女はいつも子供達がいない時に俺を呼び出す
律儀に一ヶ月以上間隔を空けることは決してない
俺は普段は子供達との約束もあったのでロキとして常に彼女の側にいる
彼女が俺を呼び出すのは毎月匂いが強くなった頃だ
そして、定期的に吸血しているからか、彼女の血の香りがしても正気を保って心穏やかに側にいられるようになった
彼女は俺を呼び出す時はロキを遠ざける
「ごめんね」
といって子供達の部屋に俺を入れて扉を閉める、その時の彼女の背中はいつもの強くて元気な母親からは想像もつかないほど儚げで、初めて会った時のようだ
俺はそんな彼女が怖くてしょうがない
自分の部屋に戻ると、窓を開けて呟くように俺が教えた名前を呼ぶ
俺はその呼び出しに応えて彼女の背に立ち、腰に手を回してこちらを振り向かせる
彼女の瞳は痛いくらいに潤み揺らめいている、でも身体は生きることを諦めたかのように力なく立っている
このままこの美しい瞳さえもやがて力を失ってしまうのではないかという思いに駆られる
だから俺は彼女の身体を無理にこちらに縛り付ける、どうやっても抗えないほどの快楽でー
律儀に一ヶ月以上間隔を空けることは決してない
俺は普段は子供達との約束もあったのでロキとして常に彼女の側にいる
彼女が俺を呼び出すのは毎月匂いが強くなった頃だ
そして、定期的に吸血しているからか、彼女の血の香りがしても正気を保って心穏やかに側にいられるようになった
彼女は俺を呼び出す時はロキを遠ざける
「ごめんね」
といって子供達の部屋に俺を入れて扉を閉める、その時の彼女の背中はいつもの強くて元気な母親からは想像もつかないほど儚げで、初めて会った時のようだ
俺はそんな彼女が怖くてしょうがない
自分の部屋に戻ると、窓を開けて呟くように俺が教えた名前を呼ぶ
俺はその呼び出しに応えて彼女の背に立ち、腰に手を回してこちらを振り向かせる
彼女の瞳は痛いくらいに潤み揺らめいている、でも身体は生きることを諦めたかのように力なく立っている
このままこの美しい瞳さえもやがて力を失ってしまうのではないかという思いに駆られる
だから俺は彼女の身体を無理にこちらに縛り付ける、どうやっても抗えないほどの快楽でー