隣の席の不思議系彼女
「おはよう親友!」

「げふっ!!!!」

衝撃! 背中に衝撃が走った!!
机に突っ伏して顔面強打。

……背中も顔も痛い……。

「げふっだって、げふっだって~!」

隣からは手を叩いて笑う声が聞こえる。

「決まった! ダブルで決まった!
俺勝利!」

後ろからは謎の勝利宣言。

壺山と言い野崎と言い。
こいつら何に勝ってるつもりなの?

もう俺、顔上げたくない。

「ははは! 悪かったって安城!
起っきろー!」

ゆさゆさと揺さぶられて、仕方なく顔を上げる。
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