隣の席の不思議系彼女
「ツインテールってんだよ、こーゆー髪型。
ボーカロイドとかアニメとかアイドルてかでよく見る。
あ、ゲームとかでも」

俺は2人の会話に加わった。

壺山はゲーム機を俺の家で初めて見たらしいし、ツインテールも知らないんだ。
きっとボーカロイドもアニメも知らない。

成績は良いくせに。

今時の流行とか遊びとか。
そーゆーのを知らないよな。
テレビも見てなさそう。

さすが浮世離れお嬢様。

「ちょ、安城! 見せつけるなって!」

「え、なに?」

顔が赤い野崎。
ちょっとやめて、キモイ。
なんでお前が俺をそんな顔で見てる?
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