隣の席の不思議系彼女
どうして俺の周りにはボケばっかりなんだ?
コーヒーの最後の一口を流し込みながら頭が痛くなった。

ああ、今からもっとボケた人物と、慣れない上流階級のパーティーだ……。

あ、彼女はボケと言うかズレか?

うん、そうだな、ズレだ。
ミラクルズレお嬢様。

妙に納得しながら、俺は落ち着くためにもう一杯コーヒーを飲もうと、空いたマグカップを手に立ち上がった。
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