隣の席の不思議系彼女
「壺山さん」
頭を抱えていると、静かな声が背後からかかった。
振り向くと、上間凛さんだった。
今日の主役といっても過言ではない。
上間さんはふわりとした、一見まるでウェディングドレスのようなレモン色のドレスを身にまとい微笑んでいた。
彼女の背後には恋人である森下君が控えている。彼女とお揃いなのか、ライトブラウンのスーツにはレモン色が差し色に使われている。
着こなすのが難しそうなスーツだけれど、森下君は完璧に着こなしている。
どうやら彼女と森下君の着ているドレスが先生の新作で、2人はその御披露目のためにドレス姿で挨拶をしてまわっているようだ。
「あら、上間さん。
本日はお父様の新作発表、おめでとうございます。
先ほどお父様にはご挨拶に伺ったのですが上間さんには会えなくて……。でもよかった、今会えて!
似合ってますよ、そのドレス」
壺山は朗らかに笑った。
頭を抱えていると、静かな声が背後からかかった。
振り向くと、上間凛さんだった。
今日の主役といっても過言ではない。
上間さんはふわりとした、一見まるでウェディングドレスのようなレモン色のドレスを身にまとい微笑んでいた。
彼女の背後には恋人である森下君が控えている。彼女とお揃いなのか、ライトブラウンのスーツにはレモン色が差し色に使われている。
着こなすのが難しそうなスーツだけれど、森下君は完璧に着こなしている。
どうやら彼女と森下君の着ているドレスが先生の新作で、2人はその御披露目のためにドレス姿で挨拶をしてまわっているようだ。
「あら、上間さん。
本日はお父様の新作発表、おめでとうございます。
先ほどお父様にはご挨拶に伺ったのですが上間さんには会えなくて……。でもよかった、今会えて!
似合ってますよ、そのドレス」
壺山は朗らかに笑った。