隣の席の不思議系彼女
「ありがとうございます。壺山さんこそいつも以上にお綺麗で!
先程から男性の瞳を釘付けですね」
ふふっと微笑みを浮かべる上間さんが周囲をそっと見渡しながら小声で言った。
つられて見渡してみると確かに……。
壺山に向けられているのか上間さんに向けられているのかは分からないけど、こちらをチラチラ伺う男性は確かに少なくはなかった。
「では、失礼しますね。
壺山さん、安城君、どうぞごゆっくりと楽しんで下さいね」
言って上間さんは一礼して踵を返した。
それに続く森下君が、横を通りすぎながら俺にだけ聞こえるような音量で一言呟いた。
「安城君、どうか壺山さんから一時も離れないように。貴方が思っている以上に彼女は狙われています」
先程から男性の瞳を釘付けですね」
ふふっと微笑みを浮かべる上間さんが周囲をそっと見渡しながら小声で言った。
つられて見渡してみると確かに……。
壺山に向けられているのか上間さんに向けられているのかは分からないけど、こちらをチラチラ伺う男性は確かに少なくはなかった。
「では、失礼しますね。
壺山さん、安城君、どうぞごゆっくりと楽しんで下さいね」
言って上間さんは一礼して踵を返した。
それに続く森下君が、横を通りすぎながら俺にだけ聞こえるような音量で一言呟いた。
「安城君、どうか壺山さんから一時も離れないように。貴方が思っている以上に彼女は狙われています」