隣の席の不思議系彼女
「はぁ~! 美味しかった!」

夕食を食べ終えて、何故だか俺はまた壺山の部屋に戻ってきていた。
さっきと同じ、ローテーブル前に座り、お腹をさする。

「喜んで貰えてよかった。
後でシェフにも伝えておくね。
安城が凄く満足してましたよ~って」

出された夕食は、どれも美味しくて美味しくて。
遠慮しないでいくらでも、と言う言葉に甘えておかわりしまくってしまった。
すごいな、お抱えシェフ!

「安城的によっぽど美味しかったんだね?
いっぱいおかわりしてたもの。
気に入ってくれたならよかったぁ。

なんかね、三ツ星レストランで働いてたシェフらしいんだけど、お父さんが連れてきちゃったんだよね。
たまたまレストランに食べに行ったら味が気に入ったとかなんとかで」
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