はじめては全部きみでした。
***
「じゃあそこまで。解答用紙は後から前に渡して一番最後の人は俺のところに持ってきてくれ」
全ての人の解答用紙が回収されると、一斉に緊張感のある空気から解放された。
「おわったああああ!赤点回避!」
楓がブイサインをこちらに送ってくる。
栞里はやらかしたのか顔を伏せている。
「ヒナは?」
「先輩に教えてもらったから大丈夫そう」
先輩の予測したところからたくさん出てくれた。
そのおかげか全体的に今までより手応えがある。
「さっそく先輩達誘ってどっかで旅行計画立てよう!」
さっきまで顔を伏せていた栞里が立ち上がり言った。
明日から夏休み。
旅行は一週間後。
今日は向こうでの日程とかを詳しく決めることになっている。
ちゃんとみんなで揃って会うのも初めてで、
二人はさっきからソワソワして落ち着きがない。
それに旅行というより、先輩の友達二人がどんな人かで盛り上がっている。
盛り上がっている二人を連れて学校から少し離れたファミレスに集まった。
「じゃあそこまで。解答用紙は後から前に渡して一番最後の人は俺のところに持ってきてくれ」
全ての人の解答用紙が回収されると、一斉に緊張感のある空気から解放された。
「おわったああああ!赤点回避!」
楓がブイサインをこちらに送ってくる。
栞里はやらかしたのか顔を伏せている。
「ヒナは?」
「先輩に教えてもらったから大丈夫そう」
先輩の予測したところからたくさん出てくれた。
そのおかげか全体的に今までより手応えがある。
「さっそく先輩達誘ってどっかで旅行計画立てよう!」
さっきまで顔を伏せていた栞里が立ち上がり言った。
明日から夏休み。
旅行は一週間後。
今日は向こうでの日程とかを詳しく決めることになっている。
ちゃんとみんなで揃って会うのも初めてで、
二人はさっきからソワソワして落ち着きがない。
それに旅行というより、先輩の友達二人がどんな人かで盛り上がっている。
盛り上がっている二人を連れて学校から少し離れたファミレスに集まった。