はじめては全部きみでした。




天ぷらを平らげると、エメラルドビーチに向かった。



エメラルドビーチは太陽の光がキラキラしていて
まるで宝石が水の上に散らばっているように見えた


すごく綺麗…




「泳ごう!」

「お!水着!」



先輩達が言う。


スタイルに自信ないし…
水着も恥ずかしい


今まで着たことのないビキニ
楓と栞里に選んでもらった



二人はすぐに水着になるが、私は中々脱ぐことが出来ない。




「ヒナ!早く!」

「えっと…」




悩んでいると後からパーカーをかけてくれた。

そんなことをしてくれるのは…



「先輩…!」

「それ着たらいいよ。着替えてきたら?」

「…ありがとうございます」



先輩は、本当に優しい。


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