はじめては全部きみでした。
「久しぶり…かな?」
「久しぶり…です」
少しの間沈黙が続いた。
それを破ったのは、
「何も…聞かないでくれるかな」
先輩だった。
「えっと…」
「お願い…」
聞いたら……私たちの関係が変わってしまうから。
そういうことなの…?
「ひとつだけ…」
「……うん」
「どうして私のこと守ってくれるんですか?」
「ーーーー守るって約束したでしょ」
ー今度こそ約束するー
ー俺が君を守るからー
ー絶対に君を、泣かせないからー
そうかーーー
先輩は……
そうなんだ。
「…はい」
なんでもいい。
少しでも長く
先輩とこうしてわらいあえるなら