Perverse

毎週月曜日の課朝礼は、いつも佐々木課長に任せて一歩引いている部長。



けれど今日は率先して朝礼を始めた。



それに対して私は不安が募る。



「おはようございます。」



「「おはようございます！」」



「えー今日は新しくうちの課に配属になった人を紹介しようと思います。入って！」



入口に声をかけると、そこから颯爽と現れたのは…。



ああ神様…。



私はついこのあいだ一つの恋に終わりを告げ打ちひしがれたところです。



燃え上がるような大恋愛ではなかったけれど、私はとても大切にしていた恋でした。



確かに彼を駄目にしてしまうほど甘やかし支え過ぎ完璧な女を演じたけれど。



それについては反省し、次に活かそうと思っています。



なのでお願いです。



私の前に悪魔の使者を遣わすことだけは…許してもらえませんかっ！？