Perverse
「あー長かった…」
溜め息混じりの柴垣くんの吐息が私の耳をくすぐった。
「やっと俺のだ…」
そんなふうに噛み締めるように言われると。
胸の中にと留めておくのが困難なくらいにキュンキュンして。
私は思いっきり柴垣くんに抱きついた。
これからはずっとずっと柴垣くんのものでいたい。
そんな思いも全部ぶつけるように。
「なあ…」
「ん?」
「やりなおさねぇ?」
「……え?」
やり直すも何も、始まってもないのに?
そんな疑問を巡らせながら、身体をそっと離して柴垣くんを見つめた。
「あの時お前が言ったように全部リセットして。最初から始めよう」
「柴垣くん…」
「やっと通じ合ったんだ。ちゃんと俺を見てるお前を…抱きたい」
「…っ」
なんてなんてなんて。
なんてストレートな人なんだろう。
瞬時に真っ赤になった顔を隠すように、私はガバッと柴垣くんに抱きついた。
言葉がどれほどの力を持っているのか。
身をもって知った私は答えなければいけないだろう。
もう二度と間違わないように。
「……抱いて…くださぃ…」
小さく呟いた声は柴垣くんにどう聞こえただろう。
彼は私を離してじっと見つめると、とっても嬉しそうな顔をして。
そこからはもう…。
内緒の…はなし…。
溜め息混じりの柴垣くんの吐息が私の耳をくすぐった。
「やっと俺のだ…」
そんなふうに噛み締めるように言われると。
胸の中にと留めておくのが困難なくらいにキュンキュンして。
私は思いっきり柴垣くんに抱きついた。
これからはずっとずっと柴垣くんのものでいたい。
そんな思いも全部ぶつけるように。
「なあ…」
「ん?」
「やりなおさねぇ?」
「……え?」
やり直すも何も、始まってもないのに?
そんな疑問を巡らせながら、身体をそっと離して柴垣くんを見つめた。
「あの時お前が言ったように全部リセットして。最初から始めよう」
「柴垣くん…」
「やっと通じ合ったんだ。ちゃんと俺を見てるお前を…抱きたい」
「…っ」
なんてなんてなんて。
なんてストレートな人なんだろう。
瞬時に真っ赤になった顔を隠すように、私はガバッと柴垣くんに抱きついた。
言葉がどれほどの力を持っているのか。
身をもって知った私は答えなければいけないだろう。
もう二度と間違わないように。
「……抱いて…くださぃ…」
小さく呟いた声は柴垣くんにどう聞こえただろう。
彼は私を離してじっと見つめると、とっても嬉しそうな顔をして。
そこからはもう…。
内緒の…はなし…。