Perverse
episode 8
いつもと違うシーツの肌触りと、身体に感じる温かな重みに、まどろみながらゆっくりと目を開ける。
「おはよう」
まだ虚ろな目で柔らかな声の先に視線を向けると。
「っ……」
とびきりの甘い微笑みで私の頬を撫でる柴垣くんがいた。
思わず仰け反ると、身体の隙間から露わになった胸元が空気に触れて、私は慌てて柴垣くんの胸の中に戻ってきた。
とっても恥ずかしいシチュエーションに真っ赤になりながら。
「……おはよう……」
と小さい声で呟き、柴垣くんの胸にすり寄った。
いつもの朝の挨拶とは全く違う、二人だけの特別な朝。
初めて身体を重ねた時は心が痛くて、柴垣くんの温もりをなかったことにしなければならないことが辛くて。
身を切られるような思いがしたものだ。
それがやっと。
やっと彼の胸の中で目覚めることができた。
嬉しいのに気恥ずかしくて、ちょっぴり気まずいこの感情は、くすぐったくて至福で。
「ちょ……どうした?」
思わず柴垣くんが驚きの声を上げるほど、彼に思い切り抱きついてしまった。
「おはよう」
まだ虚ろな目で柔らかな声の先に視線を向けると。
「っ……」
とびきりの甘い微笑みで私の頬を撫でる柴垣くんがいた。
思わず仰け反ると、身体の隙間から露わになった胸元が空気に触れて、私は慌てて柴垣くんの胸の中に戻ってきた。
とっても恥ずかしいシチュエーションに真っ赤になりながら。
「……おはよう……」
と小さい声で呟き、柴垣くんの胸にすり寄った。
いつもの朝の挨拶とは全く違う、二人だけの特別な朝。
初めて身体を重ねた時は心が痛くて、柴垣くんの温もりをなかったことにしなければならないことが辛くて。
身を切られるような思いがしたものだ。
それがやっと。
やっと彼の胸の中で目覚めることができた。
嬉しいのに気恥ずかしくて、ちょっぴり気まずいこの感情は、くすぐったくて至福で。
「ちょ……どうした?」
思わず柴垣くんが驚きの声を上げるほど、彼に思い切り抱きついてしまった。