私の遠回り~会えなかった時間~
まだ私の後ろで何か言いたげなお母さんを置いて、私は美容院へ向かった。
私は小走りで進む。
美容院まで私の足でも10分ほどだろうか。
こんなに近くても会社と反対方向になるので、なかなか前を通る事もない。
「うわっ~。」
私は美容院の前で立ち止まった。
以前はどこにでもあるような昔ながらのいかにもっていう感じの美容院の外観だったのに。
今私の目の前の建物は、赤い三角屋根に茶色のレンガ調の外壁。
大きなはめ込みの窓はとても大きい。
そのせいできっと内部は明るいんだろう。
ブラインドのせいで、見えそうで見えない中の様子。
私が新しい美容院を見上げていると、そこに加代さんが出てきた。
「おはよう、知紗ちゃん。ちゃんと来てくれたのね。」
加代さんはニコニコ笑いながら、私の横に並んだ。
私は小走りで進む。
美容院まで私の足でも10分ほどだろうか。
こんなに近くても会社と反対方向になるので、なかなか前を通る事もない。
「うわっ~。」
私は美容院の前で立ち止まった。
以前はどこにでもあるような昔ながらのいかにもっていう感じの美容院の外観だったのに。
今私の目の前の建物は、赤い三角屋根に茶色のレンガ調の外壁。
大きなはめ込みの窓はとても大きい。
そのせいできっと内部は明るいんだろう。
ブラインドのせいで、見えそうで見えない中の様子。
私が新しい美容院を見上げていると、そこに加代さんが出てきた。
「おはよう、知紗ちゃん。ちゃんと来てくれたのね。」
加代さんはニコニコ笑いながら、私の横に並んだ。