私の遠回り~会えなかった時間~
「まだ二人にも話していないんだけれどね…。」
山本さんは低い声で、私に近づいてきた。
「あなた…、我が社の専属モデルをしない?」
私は山本さんの言葉が上手く理解できない。
「私はこの会社の一社員ですよ?しかも総務。」
山本さんは私を優しい微笑みで包む。
「これはあなたをポスターに起用する話が出た時点で、企画室室長と会社の上層部で話し合われてきたプロジェクトなの。もちろんすぐにあなたにモデルが出来るとは思っていないわ。だから海外でそういう勉強をしてきてもらうの。それは少なくとも1年はかかるだろうと計画しているわ。」
「えっ?」
ただ私は山本さんを見つめているだけ。
「山本さん。」
そこに入って来たのは彬だった。
「今日はありがとうございました。やっぱりすごい方なんですね。」
山本さんは低い声で、私に近づいてきた。
「あなた…、我が社の専属モデルをしない?」
私は山本さんの言葉が上手く理解できない。
「私はこの会社の一社員ですよ?しかも総務。」
山本さんは私を優しい微笑みで包む。
「これはあなたをポスターに起用する話が出た時点で、企画室室長と会社の上層部で話し合われてきたプロジェクトなの。もちろんすぐにあなたにモデルが出来るとは思っていないわ。だから海外でそういう勉強をしてきてもらうの。それは少なくとも1年はかかるだろうと計画しているわ。」
「えっ?」
ただ私は山本さんを見つめているだけ。
「山本さん。」
そこに入って来たのは彬だった。
「今日はありがとうございました。やっぱりすごい方なんですね。」