私の遠回り~会えなかった時間~
17
こうして一年が過ぎようとしていた。
今はレッスンと仕事が半々ぐらいになって来た。
会社から日本に帰ってくるように打診があった。
しかし私はわがままを言って、この生活をもう少し続けさせてもらう事にした。
それには久保さんも木本さんも賛成して、一緒に仕事をしてくれる事になった。
その代わり、これからはどんどん仕事を入れるとのお達しだ。
今までは、ほとんどこちらで仕事をこなした。
会社がそういう条件を付けて、私という商品に付加価値を付けたためだ。
私と仕事がしたければ、相手側にこちらへ来させる。
その条件が飲めなければ、契約はしない。
なんと高飛車なやり方なんだろうと思ったけれど、我が社の化粧品のモデルの仕事は大ヒットをして、多くはないけれどそういう条件を飲む会社は確実に増えていた。
だから私は一度も日本に帰っていない。
意識的にそれを避けている自分にも気が付いている。
今はレッスンと仕事が半々ぐらいになって来た。
会社から日本に帰ってくるように打診があった。
しかし私はわがままを言って、この生活をもう少し続けさせてもらう事にした。
それには久保さんも木本さんも賛成して、一緒に仕事をしてくれる事になった。
その代わり、これからはどんどん仕事を入れるとのお達しだ。
今までは、ほとんどこちらで仕事をこなした。
会社がそういう条件を付けて、私という商品に付加価値を付けたためだ。
私と仕事がしたければ、相手側にこちらへ来させる。
その条件が飲めなければ、契約はしない。
なんと高飛車なやり方なんだろうと思ったけれど、我が社の化粧品のモデルの仕事は大ヒットをして、多くはないけれどそういう条件を飲む会社は確実に増えていた。
だから私は一度も日本に帰っていない。
意識的にそれを避けている自分にも気が付いている。