私の遠回り~会えなかった時間~
出会った頃は、すべての経験値の違いに不安もあった。

私の少し得意そうな表情に彬もクスリと笑う。

「俺は知紗が幼稚園に通っていた時から、ずっと成長を見守っていたんだからな。」

彬の表情は柔らかくなった。

「その時から、もう私は彬の元に戻って来る事に決まって居たのかな?」

私は彬の表情を伺う。

「知紗が勝手に抵抗しただけだろう。」

ちょっとムッとする彬。

こんな彬の表情も今は余裕を持って受け止められる。

「彬、空いてしまった時間を少しずつ埋めていこうね。」

「俺の部屋で良いかな?」

私達はもう一度熱い熱いキスをした。

-大好き、彬。-

<完>
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