私の遠回り~会えなかった時間~
8
「大沢さん、来週よろしくね。」
浜田さんの声に私はうなずいた。
新商品の化粧品の企業向け発表会がある。
その時に総務から一人受付の応援を出す事になったのだ。
まだ新入社員が研修中のこの時期。
やっぱり総務で一番下っ端のままの私が当然のように駆り出されることになった。
「企画室が主導だから木本君も居ると思うけど大丈夫?」
浜田さんは溜息をつく。
あの後、私は浜田さん立会いの下に、木本さんにきちんとお断りをした。
付き合っている人が居るという事も伝えた。
しかし…。
相変わらず木本さんは私と顔を合わせると、食事に誘ってくる。
いやむしろ積極的になってしまって、それが浜田さんと私の悩みの種になっている。
浜田さんの声に私はうなずいた。
新商品の化粧品の企業向け発表会がある。
その時に総務から一人受付の応援を出す事になったのだ。
まだ新入社員が研修中のこの時期。
やっぱり総務で一番下っ端のままの私が当然のように駆り出されることになった。
「企画室が主導だから木本君も居ると思うけど大丈夫?」
浜田さんは溜息をつく。
あの後、私は浜田さん立会いの下に、木本さんにきちんとお断りをした。
付き合っている人が居るという事も伝えた。
しかし…。
相変わらず木本さんは私と顔を合わせると、食事に誘ってくる。
いやむしろ積極的になってしまって、それが浜田さんと私の悩みの種になっている。