副社長の一目惚れフィアンセ
「黒岩から聞いていると思うけど、婚約披露パーティーをしなきゃいけない。
そんなに盛大なものじゃないから、面倒なんだけど付き合ってほしい」
「はい…じゃなくて、うん」
突然敬語をやめろと言われても、なんだか落ち着かない。
照れくさくて、ナオに気づかれないように俯き加減で少し視線を泳がせた。
結局、今回ものんびりデートというわけにはいかないようだ。
とりあえず、婚約パーティーで着るドレス選びをしておかなければならない。
水嶋家御用達だという高級店に連れていかれ、着せ替え人形のようにされるがままコーディネートはできあがった。
パステルグリーンのシンプルなAラインドレスに、白いレースがところどころあしらわれている。
それにネックレスやイヤリングを合わせれば、一気に華やいだ印象になる。
宝石店はともかく、こういう場で白いライトを照らすのは卑怯だと思う。
肌艶がよく綺麗に見えて、自分が美人になったと錯覚してしまう。
「水嶋様、どうでしょうか?」
恥ずかしながらナオにお披露目すると、立ち上がったナオは腕を組んで微笑んだ。
「いいじゃないか。よく似合う。これにしよう」
「かしこまりました」
いとも簡単にドレスを含めた1セットは決まってしまった。
値札はついていないけど、ネックレスなどの装飾品もセットで購入したからかなり高額に違いない。
私が着替えている間にナオがカードで支払ったけど、いくらだったのかは怖くて聞けなかった。
そんなに盛大なものじゃないから、面倒なんだけど付き合ってほしい」
「はい…じゃなくて、うん」
突然敬語をやめろと言われても、なんだか落ち着かない。
照れくさくて、ナオに気づかれないように俯き加減で少し視線を泳がせた。
結局、今回ものんびりデートというわけにはいかないようだ。
とりあえず、婚約パーティーで着るドレス選びをしておかなければならない。
水嶋家御用達だという高級店に連れていかれ、着せ替え人形のようにされるがままコーディネートはできあがった。
パステルグリーンのシンプルなAラインドレスに、白いレースがところどころあしらわれている。
それにネックレスやイヤリングを合わせれば、一気に華やいだ印象になる。
宝石店はともかく、こういう場で白いライトを照らすのは卑怯だと思う。
肌艶がよく綺麗に見えて、自分が美人になったと錯覚してしまう。
「水嶋様、どうでしょうか?」
恥ずかしながらナオにお披露目すると、立ち上がったナオは腕を組んで微笑んだ。
「いいじゃないか。よく似合う。これにしよう」
「かしこまりました」
いとも簡単にドレスを含めた1セットは決まってしまった。
値札はついていないけど、ネックレスなどの装飾品もセットで購入したからかなり高額に違いない。
私が着替えている間にナオがカードで支払ったけど、いくらだったのかは怖くて聞けなかった。