副社長の一目惚れフィアンセ
四葉探し…そういえば紗耶が言っていた。
幼稚園の時、私と紗耶と瀬名、そしてお姉ちゃんで、近所の公園で四葉探しを始めたのだ。
お姉ちゃんは制服のスカートから下着が見えそうになりながら、子どもみたいに一生懸命探していたそうだ。
私たちがもう飽きて帰ろうと言っても、お姉ちゃんは「まだ!人数分見つけるまで帰っちゃダメ!」なんて言って。
結局帰りは夕方遅くなってしまって、お姉ちゃんは紗耶の家のおばさんに謝り、ウチのお母さんにも怒られたのだとか。
だけど、私にはお姉ちゃんにそんな子供っぽいイメージがない。
それでお母さんに聞いてみたことがある。そんなことが本当にあったのかどうか。
『あるわけないでしょ?詩織はあんたが帰り遅くなったのをかばっただけよ。
やさしい子だったからねえ』
お母さんはそう言っていた。
私はそれで納得してしまったけど、紗耶たちの中の『しお姉』の思い出とはだいぶ違うのは間違いない。
幼稚園の時、私と紗耶と瀬名、そしてお姉ちゃんで、近所の公園で四葉探しを始めたのだ。
お姉ちゃんは制服のスカートから下着が見えそうになりながら、子どもみたいに一生懸命探していたそうだ。
私たちがもう飽きて帰ろうと言っても、お姉ちゃんは「まだ!人数分見つけるまで帰っちゃダメ!」なんて言って。
結局帰りは夕方遅くなってしまって、お姉ちゃんは紗耶の家のおばさんに謝り、ウチのお母さんにも怒られたのだとか。
だけど、私にはお姉ちゃんにそんな子供っぽいイメージがない。
それでお母さんに聞いてみたことがある。そんなことが本当にあったのかどうか。
『あるわけないでしょ?詩織はあんたが帰り遅くなったのをかばっただけよ。
やさしい子だったからねえ』
お母さんはそう言っていた。
私はそれで納得してしまったけど、紗耶たちの中の『しお姉』の思い出とはだいぶ違うのは間違いない。