ぶぶ漬けでもいかが? 〜口は災いの元〜


ん?



受話器を置こうとしたわたしの腰が掴まれて、何かの上に座らされる。



「・・・お前、微妙なお年頃の男に言うたらあかんこと言うたな」



そう言って項に唇が押し付けられた。



「しゃ・・・社長?」



拘束されたのは社長の膝の上。
不自由な態勢で顔を若干後ろに向ける。



超絶零下の微笑。
あ、あかん、コレまともに見たらアカンやつ。
目が笑ってへん!


あわあわ慌てるわたしの首筋を舐め、時折チュッと吸い上げる。



「し、社長!お仕事中!」



「午前中の分は終わった」



そんなキツく吸ったたら痕がーーーー!

足をバタバタ動かして無駄だと知っている抵抗をしてみる。



スーツのジャケットのボタンが外され、ブラウスの裾から入り込んできた手が素肌を徒に這う。


気が付けば来客用高級ソファーに運ばれて、社長の好きなように弄ばれていた。




ぐったりとソファーに横になって起き上がれないわたしを、足元に座って見下ろす社長。
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