尊い靴
ホームルームや、簡単な授業が終わり

帰宅の時間となった。

早く帰ろうと廊下を早歩きで通っていたら

「四宮!!」

と大きな声でうしろから呼ばれた。

知ってる声だった。

小学校から中学校まで9年間、

俺をいじめてるやつの声だった。

そいつは佐々木 剛というやつだった。

つよしという名だけあって、喧嘩は本当に強かった。

「1人で帰んなよ~。一緒に帰ろうぜ?」

ニヤニヤしながら佐々木が近づいてくる。

とてつもなく嫌だがそれをどう言ったら良いのか

わからない。

思考が停止してしまう。

肩を組まれ、体育館の裏に連れていかれた。

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