恋よ、来い。 ~傷心デレラの忘れもの~
・・・なんか、私の存在、無視されてる気がする。
土井さんに、じゃなくて、岸川さんに。
だからかな、クスクス笑っている二人の間に、私が入り込む余地が・・・ない。
でも私自身、岸川さんに再会した衝撃からか、緊張がぶり返して、コチコチに固まってしまって、自分から話の輪に入り込むどころじゃ・・・ない。
やっぱり、もう私たちは帰った方がいいのかも・・・。
「えっと、そちらが面接の方?」
「そうですよ。卯佐美さんです」
「どーも。岸川です。待たせてごめんね」
「あ・・・・・」
『どーも』
あのときと同じ、明るい声。そして、朗らかな笑顔―――。
土井さんに、じゃなくて、岸川さんに。
だからかな、クスクス笑っている二人の間に、私が入り込む余地が・・・ない。
でも私自身、岸川さんに再会した衝撃からか、緊張がぶり返して、コチコチに固まってしまって、自分から話の輪に入り込むどころじゃ・・・ない。
やっぱり、もう私たちは帰った方がいいのかも・・・。
「えっと、そちらが面接の方?」
「そうですよ。卯佐美さんです」
「どーも。岸川です。待たせてごめんね」
「あ・・・・・」
『どーも』
あのときと同じ、明るい声。そして、朗らかな笑顔―――。