恋よ、来い。 ~傷心デレラの忘れもの~
「じゃあ続けようか。えーっとどこまで話したんだっけ・・あぁ、真緒さんだったな。“お嬢さんが東京に戻ってくる”って真緒さんから聞いたけど。旦那さんの転勤?」
「あ・・いぇ」と言ってから、頭を左右にふった。
「結婚、してるんだよな?名字“水木”じゃないし」
「そぅなんですけど。その・・・。実は、主人とは離婚する予定です。それで昨日、実家に戻って来たんです」
「昨日?そりゃあ・・・ドタバタだな」
「ドタバタ」か・・・。
ホント、今の私と翔を取り巻く状況に、ピッタリな言葉だ。
こんな時にも関わらず、私はつい、クスッと笑いながら「そうなんです」と答えていた。
「あ・・いぇ」と言ってから、頭を左右にふった。
「結婚、してるんだよな?名字“水木”じゃないし」
「そぅなんですけど。その・・・。実は、主人とは離婚する予定です。それで昨日、実家に戻って来たんです」
「昨日?そりゃあ・・・ドタバタだな」
「ドタバタ」か・・・。
ホント、今の私と翔を取り巻く状況に、ピッタリな言葉だ。
こんな時にも関わらず、私はつい、クスッと笑いながら「そうなんです」と答えていた。