恋よ、来い。 ~傷心デレラの忘れもの~
「明日か・・・明日の午前中は現場に行くから午後でもいいかな」
「はい。大丈夫です」
「あ、そうだ。せっかくだから昼一緒に食べよう。俺のおごりで」
「えっ?で、でも翔・・息子もいる・・・」
「もちろん翔くんも一緒に。なぁ湖都ちゃん」
私のすぐ隣にはいないのに、急に声をひそめた岸川さんに合わせるように、私も声をひそめて「はい?」と答えていた。
それに、心なしか、元々小柄な体を縮めるように自分の体に両腕を寄せてるし。
これってなんか・・秘密を共有しているような状況、っていうか・・・。
壮介さんも、こんな感じで私からの電話(コール)を受けたとき、秘密裡に嘘をついていたのかな。
と思ったら、ドキドキしてしまったことに罪悪感を抱いてしまった。
「はい。大丈夫です」
「あ、そうだ。せっかくだから昼一緒に食べよう。俺のおごりで」
「えっ?で、でも翔・・息子もいる・・・」
「もちろん翔くんも一緒に。なぁ湖都ちゃん」
私のすぐ隣にはいないのに、急に声をひそめた岸川さんに合わせるように、私も声をひそめて「はい?」と答えていた。
それに、心なしか、元々小柄な体を縮めるように自分の体に両腕を寄せてるし。
これってなんか・・秘密を共有しているような状況、っていうか・・・。
壮介さんも、こんな感じで私からの電話(コール)を受けたとき、秘密裡に嘘をついていたのかな。
と思ったら、ドキドキしてしまったことに罪悪感を抱いてしまった。