恋よ、来い。 ~傷心デレラの忘れもの~
「えーっと・・・そうだな、なんていうか・・」
「あの!ごめんなさい。もういいんです。言いたくなければ別に言わなくて・・」
「いやいや!そういうんじゃなくてさ・・・要するに、トモコさんは、父さんの再婚相手なんだ」

たっぷり4秒の間が開いた後、私が最初に発したのは、「・・・へ?」だった。
かなり間の抜けた声だったと、自分でも思うくらいの。

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