恋よ、来い。 ~傷心デレラの忘れもの~
「今の湖都ちゃんくらいだったら俺、ラク~に姫抱っこできるな」
「なな・・なんで抱っこになるんですかっ。しかも“姫”つけたし」
「例えばの話」
「もぅ・・」
・・・わけ、分かんない・・・。
でも、岸川さんに翻弄させられてる気が、しないでもないことは分かる。
だからもう、いいや。結局のところは楽しいし。
根負けしたようにクスクス笑ってしまった私と、それにつられて同じくクスクス笑い出した岸川さんの大人2人を、息子の翔は交互に見ると、それぞれの手を引っ張るようにして「いこーよぅ!」と急き立てた。
「はいはい。プレイルームに」
「レッツゴー!」
「わぁい!」
・・・やっぱり。私たち3人って、妙に・・合ってる。
「なな・・なんで抱っこになるんですかっ。しかも“姫”つけたし」
「例えばの話」
「もぅ・・」
・・・わけ、分かんない・・・。
でも、岸川さんに翻弄させられてる気が、しないでもないことは分かる。
だからもう、いいや。結局のところは楽しいし。
根負けしたようにクスクス笑ってしまった私と、それにつられて同じくクスクス笑い出した岸川さんの大人2人を、息子の翔は交互に見ると、それぞれの手を引っ張るようにして「いこーよぅ!」と急き立てた。
「はいはい。プレイルームに」
「レッツゴー!」
「わぁい!」
・・・やっぱり。私たち3人って、妙に・・合ってる。