恋よ、来い。 ~傷心デレラの忘れもの~
「ってことは湖都ちゃん、10年前は18だったのか」
「え?・・・・・あ!そ、そう、ですけど、なんていうか、その・・・」
「それでか。分かった」
「・・・はい?」
「あのときが“初めて”だったんだろ」
「え?」
・・・初めて、って何が・・・?あっ!
まさか・・・「初めて男の人と“体験した”」って・・・!
「こ、ここでそんなこと言わないで!」
・・・あの岸川さんが・・・。
優しくて、私を気遣ってくれる、あの岸川さんが、まさかこんな・・公共の場で――私たちの周囲に人はいないけど――そんな・・いやらしいことを話題にするなんて、思ってもみなかった。
やっぱりこの人も・・壮介さんと似た類の男性なんだ・・・。
「え?・・・・・あ!そ、そう、ですけど、なんていうか、その・・・」
「それでか。分かった」
「・・・はい?」
「あのときが“初めて”だったんだろ」
「え?」
・・・初めて、って何が・・・?あっ!
まさか・・・「初めて男の人と“体験した”」って・・・!
「こ、ここでそんなこと言わないで!」
・・・あの岸川さんが・・・。
優しくて、私を気遣ってくれる、あの岸川さんが、まさかこんな・・公共の場で――私たちの周囲に人はいないけど――そんな・・いやらしいことを話題にするなんて、思ってもみなかった。
やっぱりこの人も・・壮介さんと似た類の男性なんだ・・・。