恋よ、来い。 ~傷心デレラの忘れもの~
「マジ!?一回り違うのかぁ・・・ふ~ん。ま、もうすぐ元旦那と比べりゃ、俺との年の差は“たったの”9歳と言いきれるよな。まぁぶっちゃけ、俺も湖都とはあんまり年の差感じてないってのが本音だけどさ。紀恵(いもうと)よりは年下だろうとは思ってたが」
「やっぱり気にしてるんじゃないんですか?気にすること、ないのに。それより・・」
急にクスクス笑い出した私に、岸川さんは片眉を上げ、ニヤニヤしながら「なんだよ」と言った。
「“もうすぐ元旦那”って言い方が・・・おもしろぃ・・」
「他にどう言えばいいんだよ。これが現状的確且つ適切な表現方法だろ?」
「ぅん。でも、長すぎ!」
「だったら、とっとと別れるべきだ」と岸川さんに言われて、私は笑いが止まった。
岸川さんは、とても真剣な顔で私を見ている。
「やっぱり気にしてるんじゃないんですか?気にすること、ないのに。それより・・」
急にクスクス笑い出した私に、岸川さんは片眉を上げ、ニヤニヤしながら「なんだよ」と言った。
「“もうすぐ元旦那”って言い方が・・・おもしろぃ・・」
「他にどう言えばいいんだよ。これが現状的確且つ適切な表現方法だろ?」
「ぅん。でも、長すぎ!」
「だったら、とっとと別れるべきだ」と岸川さんに言われて、私は笑いが止まった。
岸川さんは、とても真剣な顔で私を見ている。