恋よ、来い。 ~傷心デレラの忘れもの~
パンドラの箱が、開くとき
17時12分。
私たちが乗った新幹線は、時刻表の時間通り、終点の東京駅に着いた。
いつもなら、ここから電車に乗り換えるのだけれど、今回は、持ってきている荷物が、いつもより多めだったこともあり、母が車を運転して迎えに来てくれていた。
母の姿を見つけた息子の翔が、「あ!ばぁばだ!」と言いながら、パッと目を輝かせた。
この世に生まれてまだ3年しか経っていない翔は、何を見ても新鮮で、自分に関わる人全てに、「大好き」という感情しか持っていないのかもしれない。
それだけ翔は、世の中の、嫌な部分を見ていないということだ。
できればいつまでも、この無垢で純粋な子ども心を失わないでほしい・・・。
私の母に抱きついて会えたことを喜んでいる翔と母を見ながら、私は思った。
私たちが乗った新幹線は、時刻表の時間通り、終点の東京駅に着いた。
いつもなら、ここから電車に乗り換えるのだけれど、今回は、持ってきている荷物が、いつもより多めだったこともあり、母が車を運転して迎えに来てくれていた。
母の姿を見つけた息子の翔が、「あ!ばぁばだ!」と言いながら、パッと目を輝かせた。
この世に生まれてまだ3年しか経っていない翔は、何を見ても新鮮で、自分に関わる人全てに、「大好き」という感情しか持っていないのかもしれない。
それだけ翔は、世の中の、嫌な部分を見ていないということだ。
できればいつまでも、この無垢で純粋な子ども心を失わないでほしい・・・。
私の母に抱きついて会えたことを喜んでいる翔と母を見ながら、私は思った。